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#6: 米国インストア・マーケティング戦略
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“インストア・マーケティング”とはリテール店舗内のプロモーションのことで、主にPOP(Point of Purchase)、試供品提供、実演販売、クーポン配布などが含まれます。アメリカではインストア・マーケティングが業界として成立しており、2005年の業界支出規模は、前年比4.8%増の193.5億ドル(約1兆9,350億円)となっています。その内訳を見てみると、POPが174億ドルと90%を占め、まだまだが主流ですが、インストアTV、フロア広告、ショッピング・カート広告など新しいカテゴリーや手法が次々と生まれています。 現在、注目を集め成長を続けている手法のひとつにインストアTVがあります。2005年のインストアTV市場規模は前年比45%増の1億ドル(100億円)に達しました。すでに大手小売店数社で導入されていますが、その中でもいち早くこのインストアTVを導入したのがWalmart(ウォルマート)です。ウォルマートに行くと、チェックアウト・エリアにテレビが設置されていて、商品のコマーシャルが流れています。これは、「ウォルマートTV」といって、ウォルマートがメーカーから広告費をとって独自で製作しているものです。現在、その視聴者数は米国の4大TVネットワークに次ぐ規模だそうです。フロア広告というメディアもアメリカで急成長を続ける新しい形の広告媒体です。店舗内のフロアに広告を貼るというシンプルなものですが、現在、すでに全米1万店舗以上で導入され、大手CPG(一般消費財)メーカーを中心とした広告主によって利用されています。フロア広告ビジネスの面白いところは、従来型のマス・メディア広告業界において、広告主とメディア(テレビ、雑誌など)を仲介するメディア・バイイング・カンパニーが存在するように、フロア広告業界においても、広告主とリテール店舗を結びつけることにより収益を得ている仲介業者が存在するということです。 多くの場合において、顧客の購買意思決定は店舗で行われているといわれています。インストア・マーケティングが消費者の購買活動に大きな影響を与えるといっても過言ではありません。近年、多くの企業がインストア・マーケティングに着目し、消費者の購買を促進するために次々と新しい手法を創出しているのはそういった理由からです。インストア・マーケティングへの注目が増すにつれ、POP以外にも多種多様なメソッドが開発され、インストア・マーケティング業界はますます大きな広がりを見せています。 関連ブログはこちらです。 『新しい形のインストア広告-ShelfAd』
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